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記事番号: | 1660 |
タイトル: | Re: 【傍聴メモ2006/12/01(2)】修正追加以外の議論は別スレでお願いします |
名前: | apj |
投稿日時: | 2006/12/03(Sun) 01:15:31 |
URL: | 未入力 |
(続きです) Q.会場で全て発表すべきだという原告の主張についてはどうか。 A.(会場では)間違ってマイナス(=害なし)という、という話があって、危険だと強調すればいいというものではない、と言った。他については、共通で議論することでもないし、時間もなかった。 Q.甲1の雑感で何が言いたかったのか。 A.どうやって誤解無しに伝えるか、を議論している場で、急にナノのことが出て、ショッキングな(新聞の)見出しが出てきた。リスクコミュニケーションを議論する場で、最もリスクコミュニケーションとして間違ったことをしている、と思ったので書いた。他に、大学の先生がしばしば間違っているということがあるので、それについても書いた。 Q.産業構造審議会で資料を出しているが? A.環境省の会議での資料。リスクコミュニケーションでのメッセージの作成方法について。メッセージを明確にするとか、根拠をはっきりさせ、検証できるようにする、といった内容。 Q.原告のナノへの言及はどうか A.ナノの有害性はまだよくわからない。注意が必要。また、原論文にも問題があるし、新聞記事にも問題がある。 Q.甲1の「驚いた」は何に驚いたのか。 A.リスクコミュニケーションのあり方を議論している場で、やってはいけないと殆どの人が思っていることをしてしまったことに驚いた。 Q.スライド本文はどうだったか A.読めなかった。 Q.見出しは? A.「ナノ粒子、脳に蓄積」とあった。数日前に読んだ論文が紹介されているのではないかと思った。その論文には問題があった。 Q.環境ホルモンの問題とナノの問題は同じ構造であることがわかったはず、という原告の主張についてはどうか。 A.環境ホルモンの問題とナノの問題に共通性があるとは考えられない。「解毒機構が無いから蓄積」というが、片方は粒子であることからくる問題で、盲一方はダイオキシンの話。共通性はない。ダイオキシンの特殊性はAHRレセプターにくっつくということだが、ナノ粒子はレセプターにつかない。ナノ粒子は肺にたまるのではないかということが疑われている。酸化ニッケルと二酸化チタンについては、肺での半減期がそれぞれ2ヶ月と2.5ヶ月であるという実験結果がある。ダイオキシンの10年とは大きく違う。 Q.そのような考察は、法廷で話をきいて考えたのか。 A.シンポジウムでは、解毒機構の話は一切でていない。 Q.シンポジウムで、共通性はわからなかったのか。 A.全くわからない。説明はなかった。 Q.「要するに環境ホルモンは終わった、次はナノ」と書いたのは? A.次はナノへのチャレンジだ、と(松井さんが)言ったから、そう考えていると受け取った。 Q.松井先生が環境ホルモンの研究をやめてナノに入ってきたと思ったか。 A.思わない。ナノの論文は6000件集めている。1995年からサーベイしている。そこに松井先生の名前は出ていない。 Q.誰が(ナノに)移るということか? A.社会的テーマとしてナノに関心が移った、ということだと思った。 Q.陳述書12ページもそうか。 A.そうだ。 Q.松井さんがナノの研究を始めたかどうかについては? A.全く思っていなかったが、大学の先生から、松井さんがナノの研究費をとっていると聞いた。研究費をとったこと自体は別にどうということもないが、ナノに移ったと言われたことで訴えているのに、と、びっくりした。 Q.乙8、乙9について。これだけのものが集まったことについて。 A.署名というのもどうかと思った。意見を出してもらって、裁判の足しにと考えた。思ったよりたくさんの人からもらった。住所、名前を出すことが条件だった。勤め人には大変なはず。一人一人が違う側面から捉えている。 Q.(意見書を出したのは)毎回傍聴に来ている人か? A.そういう人もいるが、それはわずか。 Q.裁判所に言うことはあるか A.(この裁判に関心を持ったのは)これまでの(中西の)研究を知らない人が多い。ネット上でこんなことで訴えられると自由な批判ができなくなる。「事実」が大事である。(原告は)「こう説明したのにお前はわかっていない」と書いたが、テープが出てきて、言ってなかったことがわかった。事実に対してもっと真剣であってほしい。 |
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