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記事番号: | 1659 |
タイトル: | 【傍聴メモ2006/12/01(1)】修正追加以外の議論は別スレでお願いします |
名前: | apj |
投稿日時: | 2006/12/06(Wed) 20:15:02 |
URL: | 未入力 |
傍聴人は確認した範囲で23人。あと3人程度は増えたかもしれない。 甲23号証(有薗さんの陳述書)提出 乙11,12号証提出 前回原告が提出した調書の誤記訂正(ベンゾaピレンのaが抜けた、といったもの) 被告主尋問。 名前、生年月日、職業、住所、ウソを言わないという宣誓 録音しているのでマイクを意識してはっきり答えるように、という注意があった。 (例によって手書きのメモからなので、完全に再現とはいきませんが、できるだけ正確に内容を書くよう努力します。ミス、間違いに気付いた方がいらっしゃいましたら、訂正や追加をお願いします) Q.乙11を示す。陳述書の文書自体はどうやって作ったのか。弁護士が作ったのか中西本人が作ったのか。 A.自分で書いた。 Q.訂正、補充するところはあるか。 A.番号が違う所と年号の記載が1つ違う。 Q.大見出し12,13のところか。 A.はい。松井さんがナノで科研費をもらった年が2005年となっているが2006年に訂正。 Q.陳述書、3ページ上から3行目。環境リスク学の研究、環境リスク管理、とあるがこの2つはどういう関係か。 A.環境リスク学というのは私が使い始めた。英語ではmanagementが入るから環境リスク管理となる。同じ意味。 Q.環境リスク学についてどういう立場か。 A.1970年代から。それ以前からも研究がなされていた。環境問題全体を考えるために環境リスク学を提案した。 Q.7ページ。リスクコミュニケーションとは何か。何か強調したい点、補充したい点はあるか。 A.リスクの大きさ、性質について、立場の違う人の間で情報を共有する、考え方を共有すること Q.リスクコミュニケーションと環境リスク学の関係は? A.リスクコミュニケーションは伝えるということ。最初にリスク評価が必要。その評価をするのがリスク学。リスクの大きさを正しく伝えるために必要。 Q.雑感は1998年4月から始めているが、どういう経緯で始めたのか。 A.研究をなるべく多くの人に伝えるため。最初は「下水道通信」という手書きのものだった。その後、購読料ありの「水情報」を20年出して、その後インターネットの雑感に移行した。 Q.ネットの方が効果的か。 A.水情報の時は読者が1500人いかなかった。(印刷するため等の、中西個人の)支出もあった。ネットの場合はレスポンスが早い。 Q.アクセスの数は? A.週に8000。 Q.更新頻度は? A.週に一回。 Q.テーマは何か。 A.環境についてできるだけ正しい情報を出すこと。報道などの解説と批判。 Q.読者(どんな人が読者か)のイメージは? A.基本的には専門家。環境科学以外の人もいるけど専門家。市民団体もいるがやはり専門家だろう。 Q.シンポジウムについて、(本件の原因となった)7回目以前はどうだったか。 A.よく知らない。 Q.シンポジウムと環境ホルモン学会の関わりを意識していたか。 A.座長を頼まれたときに、環境省のかみや課長から説明された。3回以降は環境ホルモン学会がやっていた。7回目の第6セッションだけは、環境省の意見を入れた。8回以降は学会とは別になり、9回以降は(シンポジウムの)名前も変わった。 Q.環境ホルモンの研究に反対していたか。 A.「環境ホルモンで人類が全部亡びる」「ダイオキシンの影響が大きい」といったことには反対していた。研究については反対しなかった。JSTの(環境ホルモン研究の)CRESTを立ち上げた時は案を私が作成した。統括者の名前も申請した。その研究費のほとんどは、環境ホルモン学会の幹部に流れた。 Q.現在でも環境ホルモンの研究をしているか。 A,ダイオキシンの研究をしてきた。原因が農薬であることを突き止めた。環境ホルモンはリスクの研究をしている。本が出ている。「フタル酸エステル」が中西・吉田・内藤の共著、「ビスフェノールA」が中西・川崎・宮本の共著。 Q.パネルディスカッションについて、補充などはあるか。 A.副座長が京都大の内山さんだった。2人ずつパネラーを選ぶことになっていた。中西は、ジャーナリストで若い人をと考え、一人は山形さん、もう一人は立花ゼミの学生さんをと考えた。環境ホルモンが危ない、という本を出したみどりしんやさんを探して、お願いした。そうしたら「5年たっているので自信がない」と断られた。この時、よく勉強しているので日垣さんがよいのではないかと言われた。内山先生は、吉川さん、松井さんを選んだ。吉川さんは、厚生省の人で、リスクコミュニケーションをやってるからという理由だった。松井さんは、論客だから、という理由だった。それでOKした。その後、木下先生を加えて欲しい、どうしても3人にしてほしい、と言われたのでOKして、5人ということで始めた。 Q.アブストラクトについて。内容を変えてほしいと言った理由は? A.第6セッションの主旨にはずれていたから。リスクコミュニケーションをどうするかがテーマなのに、汚染など環境ホルモンそのものが内容になっていた。内山先生に意見を聞いたら、不適ということだった。内山先生に(松井さんに)言ってもらおうとしたら断られ、中西さんにやってほしいと言われた。だからメールを(松井さんに)出した。 Q.メールの中の項目(4)(6)は? A.リスクコミュニケーションについて、環境ホルモン特有の問題については学者としてどう思うか、といった内容。松井さんからは了解したというメールをもらった。 Q.当日はどうだったか。適合していたか。 A.環境ホルモンそのものの話だった。リスクコミュニケーションについて話をしているのに、どうしてこういうことになったか意外だった。 |
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