本件訴訟は2007年3月に第一審判決が言い渡され、既に確定しています。このページは、ネット上の表現を巡る紛争の記録として、そのままの形で残しているものです。
訴状に甲1号証と指摘している、雑感286-2004.12.24より訴訟にいたる名誉毀損行為箇所に相当すると思われる部分だけを抜き出したものです。
甲1号証そのものはは雑感をローカルファイルに保存した上で印刷したもので、全体を示すために無関係な部分も含む、5ページ程のファックス文章です。どの部分が名誉毀損行為であるか、裁判手続きではまだ特定されていませんので、この抜き書きはあくまでも「推測」です。甲1号証の全内容はこちらへ。
甲1号証として提出された、中西氏の雑感の一部をテキストに起こしました。
htmlの性質上、元の印刷物とはフォントやレイアウトが違っているため折り返し位置が異なってしまいますが、できるだけ原文に忠実に再現しました。
環境ホルモン問題では、最初に出された情報が皆の頭の中に染みつくと、そこからけ出すことが如何に難しいかを教えてくれる。そして、この最初の情報は、学者が出 し、学者が増幅していることに注意を喚起したい。
今後は、ここに気をつけよう。
パネリストの一人として参加していた、京都大学工学系研究科教授の松井三郎さんが、新聞記事のスライドを見せて、「つぎはナノです」と言ったのには驚いた。要するに環境ホルモンは終わった、今度はナノ粒子の有害性を問題にしようという意味である。
スライドに出た記事が、何新聞の記事かは分からなかったし、見出しも、よく分から なかった(私の後ろにスクリーンがあり)ナノ粒子の有害性のような記事だったが、 詳しくは分からなかった(読みとれなかった)。
そのとき、私は最近外国で問題になっている、オーバーデルスターの論文の記事かと 思った。それは、ナノ粒子を含む水中にオオクチバスを入れると、48時間で脳の一部 と考えられている臭球に移行し、脳の脂質に酸化ストレスを与え、障害を引き起こす 可能性あり、また、このメカニズムはほ乳類にもあり、という論文が今年の3月に出て、問題になっている。
私は、たまたま二日ほど前に、その論文を読んだ。そして、注目すべきだが実験条件は整備されていないし、問題が多い論文だなと評価した。
その論文だと思ったのだが、帰宅して新聞記事検索をかけると、New York Timesなど には出てくるが、日本の一般紙には出ていない。したがって、別の論文の紹介のよう である。その内容がどういうものかは分からないのだが、いずれにしろ、こういう研 究結果を伝える時に、この原論文の問題点に触れてほしい。
学者が、他の人に伝える時、新聞の記事そのままではおかしい。新聞にこう書いてあ るが、自分はこう思うとか、新聞の通りだと思うとか、そういう情報発信こそすべき ではないか。情報の第一報は大きな影響を与える、専門家や学者は、その際、新聞や TVの記事ではなく、自分で読んで伝えてほしい。でなければ、専門家でない。
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